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舞台 探偵シリーズ「元カレ」

高垣彩陽さんが出演された『舞台 探偵シリーズ「元カレ」』を
観劇させていただきました。

※DVDになることが決まっておりますので、ご注意を。
まずは、高垣さんを含め、出演者・関係者の皆様、お疲れ様でした。

無事、千穐楽の幕が閉じたということで、感想などをまとめさせていただきます。

今回、観劇させていただいた公演は、下記の通り。
  ・2015/06/04(木) 初回公演
  ・2015/06/06(土) 昼の部
  ・2015/06/06(土) 夜の部
  ・2015/06/07(日) 昼の部
  ・2015/06/07(日) 夜の部
  ・2015/06/12(金) 千穐楽

場所は「六行会ホール」。
20150615-01

自分は、初めて訪れる会場でした。
キャパとしては、250人くらいの会場。

まず、初日公演で、はじめに驚いたのは、会場の雰囲気。
入口には、ウェルカムボードが。

20150615-02
20150615-03

そして、お手洗いにも、新郎新婦の名前入りのメッセージが入ったお花が飾られている。
※初日の時には、あったと思うのですが、6/6(土)に行ったときには、飾ってありませんでした。
 それでも、水道のところにリボンが装飾してあったりしました。
※千穐楽では、小物が置いてありました。

20150615-04
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なんか、本物の披露宴っぽい。
こういった、ホールの外側の部分まで、舞台の内容に合わせて演出されているのは
初めてだったので、それだけで、ちょっとテンションがあがりました。

そして、グッズの購入へ。
購入したのは、下記の通り。
  ・パンフレット
  ・ブロマイド ※高垣さんのブロマイドのセットを全3セット(4枚 × 3セット)
  ・フォトアルバム(メインキャストの集合写真のブロマイド付)
  ・DVDの予約(終演後に受け付けていました)

もうね、高垣さんのウェディングドレス姿が、ヤバいんです。

パンフレットと、ブロマイドを観ただけで、さらに、テンションが上がっていきます。
スゴい破壊力でした。

20150615-06


初日は、平日の夜にも関わらず、続々と、知ってる顔が集まります。

とはいえ、今回の舞台、男性キャストがメインなので、やはり、女性のお客さんが多かったですね。
普段のオタクイベントとは、華やかさが違いましたw
勝手な印象ですが、女性のファンの方々は、正装とはいかないまでも、キッチリとした格好でいらっしゃる方が
多かったような感じがしました。
それでも、結構、男性のお客さんも多かったので
「(自分を含め)彩陽さんのファン、やるじゃん!」って、心の中で思ってました。

席としては、真ん中より少し前の上手側、下手側、
後ろの方の下手側、真ん中より少し後ろの上手側と、
万遍なく、いろいろな場所から観ることができて、満足でした。
座席は、1列ごとに、そこそこの段差があり、舞台上が、とても見やすかったです。

後ろの方の席になると、かなり高い位置から、舞台を見下す感じになるので、
前の方で観ているのとは、また少し違った見え方がして、新鮮でした。

欲を言えば、1回くらいは、もう少し前で観てみたいという気持ちもありましたが、
こればっかりは、仕方がないと思います。


ストーリーとしては、山奥の式場で行われた結婚式場で、花嫁が殺害されてしまう。
そこに集められていた5人の容疑者は、全員が、花嫁の元カレだった。
そこを訪れた探偵が、事件の解明に乗り出す。

ちゃんとしたあらすじは、公式サイトをご確認ください。


では、覚えているコト、感じたコトなどを、徒然と。


感想としては、推理モノ、サスペンスモノという感じで、
ドラマを観ているような感覚で、あっという間に引き込まれてしまいました。

1人1人が、殺害された花嫁であるカンナとどういった関係であったかを
語っていってくれるので、最初に見たときでも、すんなり入って行けました。


高垣さんの演じるカンナは、登場して、すぐに、殺害されてしまうのですが、
花嫁としてのカンナだけでなく、それぞれの元カレたちと付き合っていた頃のカンナが登場します。

「ミュージシャン:原カズヤ」の想い出の中のカンナ
  ツインテールに、ホットパンツ。
  アニメ声というかギャル声というか、キャピキャピした女子大生
  
  過去のカンナとして最初に登場するのが、このカンナだったので、
  はじめに声を聴いたとき、高垣さんを知らない人は、どう思うか、
  正直、ちょっと心配になりました。

「公務員:吉沢リョータ」の想い出の中のカンナ
  時期は、カズヤと同じ頃なので、皆と一緒の時、声の雰囲気、格好は一緒。
  それでも、二人の時は、薄い布を羽織ってる感じで、声も清楚な雰囲気に。

「政治家の息子:三宅ケンゴ」の想い出の中のカンナ
  水商売の女性のような格好。
  いわゆるキャバ嬢という感じではなく、スナックのママというか、
  とても落ち着いた、母性を感じさせるような雰囲気。
  
  流れの中としては、2番目に登場したのですが、
  このカンナの声を聴いて、前に登場したギャルっぽい声との違いに、
  高垣さんを知らない人は、ビックリされた方もいたんじゃないかなと思いました。

「商社マン:佐々木ヒロユキ」の想い出の中のカンナ
  チャイナドレス。
  キリッとしたカッコイイ感じ。

「整形外科医:久米アキオ」の想い出の中のカンナ
  白のワンピース。
  精神的に病んでしまっている雰囲気。
  声も仕草も、挙動不審で、常に、腰を90度ぐらい曲げて、うつむき加減の状態。
  メンヘラという言葉が、ぴったりはまるような雰囲気。
  
  この時の高垣さんは、何かが憑りついたかのように、病んだ感じが出ていて、
  観ていて、ちょっと怖いくらいでした。

「新郎:相川ユーキ」の想い出の中のカンナ
  少し濃い水色のワンピース。
  落ち着いた雰囲気の女性という感じ。


元カレの5人全員に、カンナを殺す動機があり、踏みとどまらなかった1人が、殺害に踏み切ってしまう。

犯人になると、以前に犯人が「主観」で語ったカンナとの想い出が、
実際は、どのような出来事だったのか。
そして、語られていなかった、もしくは、犯人が勘違いしていた出来事が表に出てきたりします。

また、犯人がわかった後、犯行を再現するように、
5人が、カンナに挨拶に行った順番に、
凶器となったモノを持って、カンナの部屋に入っていくシーンは、
推理モノの雰囲気が出ていて、とても面白かったです。

吉沢リョーヘイ 凶器:ジュース
久米アキオ   凶器:薬
佐々木ヒロユキ 凶器:チョコレート
三宅ケンゴ   凶器:タバコ
原カズヤ    凶器:フルートのマウスピース?

※再現シーンでは、それぞれが、凶器となるアイテムを手に持って、
 カンナの部屋に向かいます。
 何回か観ている間、初めて観るエンディングの場合は、犯人に注目していたりして、
 原カズヤが手に何を持っているのか、見えていませんでした。
 「そういえば、原カズヤは、あの時、何を持っているんだろ?」と思った時には、
 ちょっと、遠くて、よく見えず、という状態でした。
 後から、友人にも確認してもらい、やはり、マウスピースのようなものだったようです。
 
 原カズヤは、今回のマルチエンディングの対象になっていなかったので、
 具体的に、犯行の方法などは、わかりませんでした。
 
 最初に、カンナが殺害されて、現場検証をした際に、登場したアイテムとしては、
 フルートが凶器になると思われます。
 実際、原カズヤとの過去では、カンナが「自分もフルートをやっていた」というやりとりが
 含まれていましたので、おそらく、間違いないと思います。



■三宅ケンゴが犯人エンド

カンナを、自分の母親に会わせた時、母親から、拒絶されてしまう。
その後、母親が自殺し、遺書には、カンナに脅されたということが書いてあった。

そのことが動機となり、三宅ケンゴは、カンナの殺害に踏み切る。

最後の確認のため、カンナが、三宅ケンゴに、母親のことを謝罪すれば、許すことも考えたということだが、
カンナの口からは、その言葉は、でなかった。それが最後の引き金となり、犯行に及ぶ。

だが、真実は、違っていた。
カンナは、三宅ケンゴとの結婚を許してもらうため、何度も、お願いに通った。
ヒステリックになっていた母親は、カンナを切りつける。
その後、切り付けたことが、旦那、息子に、影響を与えないように、カンナを悪者にするため、
母親は、遺書を残して、自殺したのだった。


犯行のアイテムは、タバコ。
ただのタバコではなく、フィルターを噛みつぶすと、メンソールになるハイブリットタイプ。
フィルター部分に、青酸カリを仕込み、メンソールしか吸わなかったカンナに、
フィルターを噛みつぶさせ、死に追いやるという方法。


真実を知り、それでも、受け入れられない三宅ケンゴに、
「あなたが愛したカンナという女性は、そんな人だったんですか!」と言われ、
崩れ落ちてしまった時の演技は、とても素晴らしかったと思いました。



■吉沢リョーヘイが犯人エンド

吉沢リョーヘイが語ったカンナとの想い出は、
大学時代、カンナは、原カズヤの子供を妊娠したが、その時、吉沢リョーヘイのもとに行く、
というものだった。
だが、実際は、原カズヤとのことで悩んでいたカンナに、相談に乗ると飲みに誘い、酔わせて、
昏睡したところで、自分のものにしてしまう。
その後、妊娠したカンナの父親は、吉沢リョーヘイだった。

※このエンディングの時に、実は、原カズヤは、子供が出来ない体だったということが判明。
 原カズヤ本人も、最近まで、そのことに気付いていなかったらしい。
 そして、自分の体質に気付き、あの時、カンナが妊娠したのは、自分の子ではなかったとわかり、
 それが、犯行の動機になっていくのだと思います。
 今回、原カズヤが犯人となるパターンは存在しませんでしたが、そこがポイントなのだと思います。

脅迫のような形で、カンナを自分の家に連れ込む。

※この時、吉沢リョーヘイのマンションを訪れたカンナの怯える姿は、
 前半に、語られた、自ら進んでやってきたと語った時の姿とは、180度違っていて、
 その差に、恐怖を感じました。

その後、交通事故で、お腹の子供を流産してしまうと、
カンナは、吉沢リョーヘイに縛られる理由もなくなり、姿を消す。

それが、真実だった。

吉沢リョーヘイは、かなり歪んだ状態になっていて、
出て行っただけで、カンナは帰ってくると思っていた、そして、結婚式の招待状が届く。。。
それを、吉沢リョーヘイは、「一緒に死んでほしい」というメッセージだと受け取った。
カンナを殺して、自分も死ぬつもりだった。

犯行のアイテムは、ジュース。
ジュースを飲むために使うストローに青酸カリを塗り、カンナに使用させて、死に追いやるという方法。

元カレ達が、カンナに会いに行く順番は、吉沢リョーヘイが一番最初。
再現シーンで、吉沢リョーヘイのことを見たカンナの驚きと恐怖の声が、耳に残りました。

犯行の際にも、吉沢リョーヘイの歪んだ感じが、よくでていて、
ストローに青酸カリを塗る前に、ストローをなめたり、
回収してきたストローを使って、自殺をしようとしたりして、
かなり、気持ち悪さ、嫌悪感が際立つ演技で、素晴らしかったです。



■久米アキオが犯人エンド

かなり、特殊なエンディング。

久米アキオが、犯人だった。
しかし、そこにいた「久米アキオ」は、「久米アキオ」ではなかった。
回想シーンに登場した、助手の「名倉」だった。

本物の「久米アキオ」が、カンナに心酔していき、
捨てられてしまった名倉は、カンナを恨み、
久米アキオのもとから、カンナが逃げ出した後、名倉との関係が復活したが、
結婚式の招待状が届き、再び、久米アキオは、カンナに惹かれてしまう。

一度は、自分のもとに戻ってきた久米アキオが、カンナのもとに行ってしまうことを恐れた名倉は、
久米アキオを殺し、久米アキオに成りすまして、結婚式を訪れる。

挨拶に行った際に、当然、カンナは、名倉のことを知らない(助手としては見たことがあるはずだが、覚えてない)。
代理だと告げ、当時、カンナに飲ませていた精神安定薬を青酸カリを含んだ状態で渡す。
だが、カンナは、薬には頼らないことにしたと、薬を飲まなかった。

しかし、その後、薬を飲むように仕向けられ、最終的には、薬を飲んで、殺されてしまう。
(その後の話で、あれだけ、元カレたちが、次々と訪れれば、追い詰められてしまうだろうということだった)

※実際、酷い目に遭い、逃げ出した吉沢リョーヘイが現われ、
 母親に、切り付けられたり、自殺させてしまった(カンナは、そう思っていると思います。)三宅ケンゴが現れたりすれば、
 罪の呵責に耐えきれず、精神安定剤といって渡された薬に手を出してしまうのも無理はないと思います。



エンディングとしては、三宅ケンゴが犯人のパターンが、一番、オーソドックスな感じがしました。
闇に葬られる真実もいろいろありますが、舞台「元カレ」ってこういう感じの内容だよということを
伝えるには、シンプルでいいのかなと思います。


三宅ケンゴが犯人のパターンで、最後に、探偵の一ノ瀬成と助手の古谷コーダイの会話するシーン、
「久米アキオの件も手配した」みたいな発言があります。
これは、このパターンでは、明るみに出なかった久米アキオの正体にも気づいていて、
調査するように、警察に情報を与えたということだと思います。
この物語、細かい伏線などが存在していて、各エンディングを観たり、二回目以降に観ると、
新たな出来事に気付いたりして、とても面白いです。


また、基本的に、推理モノであるので、サスペンスのようなシリアスな展開が続くのですが、
急に、コメディ要素をぶっこんできます。
それが、佐々木ヒロユキのシーン。
佐々木は、ずっと、物静かに、何を考えているかわからないような感じで、
イスに座っていたり、立っていたりします。
それが、途中、急に、拳銃をぶっ放し、自分の世界に引きずり込みます。

カンナとは、職場の同僚。それは、あっている。
ただし、彼らは、中国当局のスパイだった!という、とんでも展開を、ぶっこんできます。

唐突に、想い出のシーンに。

裏取引の現場に潜入するが、敵に見つかってしまう!

なにこの展開!?

面白いのは、他の人達の反応。
中国当局のスパイだった!といった後「はぁ?!」といって、舞台の後ろの方に寄り、
あとは、佐々木の語る中国スパイモノの映画でも観るように、佐々木の様子を眺める。

途中、ソファーに座った3人が、ポップコーンを持ってるような手の動きをして、
それを勧めたり、食べたりしている。

途中のアクションシーンで、強敵っぽい敵が出てきた時は「ボスだっ」と言ってみたり、
敵の目をごまかすために、カンナと佐々木が、キスしてるカップルの振りをしたときには、
皆で「おいっ!」とツッコミを入れてみたりと、完全に別世界。

完全に、コメディシーン。

途中、カンナが、囮になって潜入すると立候補するシーンでは、
高垣さんが、チャイナドレスのスリットから、足を露わにしたり、
変な動きをすると、佐々木が、それを真似するという、おもしろ展開。おそらく、アドリブだと思います。

最後の方は、他の演者を笑わせようとしているのか、毎回、動きを変えたりして、
攻めてきます。どんどん面白くなっていきました。

最後、自分では殺せなかったカンナを他人に殺されてしまい、悲しむシーンで、
片手に、拳銃を持ったまま、前に突っ伏した時、拳銃が暴発。
ビックリしてしまって、その後、泣き崩れるときがのリアクションが面白い。

最初は、崩れ落ちるように、「カンナさ~ん!カンナ佐藤さ~ん!」というだけだった(それでも、十分面白い)。
次に、自分が観たときには、小鹿が立ち上がるような足の動きをしてみたり、
うつぶせに寝転がったまま、ジタバタしてみたりと、やりたい放題でした。

うろたえた佐々木に、証拠品のチョコを食べさせると、甘さで落ち着きを取り戻す。
そして、「一回、行こう。」といって探偵に連れられ、退場。
その際、「大丈夫、事件と、全然、関係ありませんから」とか、
「最初から、疑ってませんでした。チョコの缶、開いてませんでしたから」とか、言われる始末w

最終的には、犯人だった場合、毒を仕込むのに使うはずのチョコをあっさり食べたことで、
より明白に、犯人ではないことが確信できたようでした。


外から観ているストーリーとしては、とても、おもしろいと思います。
ですが、キャラに感情移入すると、どこまでいっても、報われない、ツラい物語だなと思います。

新郎は、カンナから、真実の出来事を、全て聴いていたと言いました。
それなのに、「元カレの誰かが、本当に愛する人だったら?その人と幸せになってほしい」といい、
元カレ達を、結婚式に呼びます。しかも、他の出席者より、2時間早く。

その結果、元カレ達は、カンナの殺害を決行してしまうのです。

自分を、そして、カンナを信じられなかったことに、後悔する新郎。

この状況で、あの5人を式に呼ぼうという気持ちが理解できません。

もし、他の出席者と同じ時間に訪れていたら、犯行のタイミングを失い、
カンナは、殺害されなかったかもしれない。

さらに、新郎が、カンナのことを信じられていたら、
というより、新郎が、自分自身を信じられていたら、
こんな行動には、及ばなかったのではないでしょうか。


一方、犯人の方を見てみると、人によるという感じがします。
今回、エンディングが語られた3人。

「吉沢リョーヘイ」の場合、歪み過ぎていて、情状酌量の余地なしという感じがします。
「久米アキオ」の場合、真実は、名倉が、久米アキオを奪われた腹いせなので、
こちらも、可哀想だという気持ちは出てきません。

ただ、「三宅ケンゴ」の場合は、カンナのことを純粋に愛していた。
そして、母親に紹介したが、拒否され、
その後、カンナが、母親を死に追いやったと勘違いしてしまったことが、全ての発端に。
演技を観ていて、真実を知った時の三宅ケンゴは、精神がボロボロになってしまったことが一目瞭然でした。
それも、恨んでいながらも、実際は、本当に愛していたからこそだと感じます。
カンナが、少しでも、三宅ケンゴと会話をしていたら、状況は変わっていたと思います。
母親のもとに通って、結婚の許しを得ようと頑張っていると知っていたら、
三宅ケンゴは、母親の遺書に違和感をもったり、その遺書を読んだ上で、カンナのことを
信じてあげられたのではないかなと思います。
運命のイタズラと言えば、そこまでですが、他の2人の犯人とは、感じ方が違うエンディングでした。



カンナは、幸せだったのかな?と考えると、最終的に、幸せになれたのだと思いました。
元カレ達は、自分たちが持っている「夢」「金」「誠実さ」「知識」「簡単には見られない世界」など、
自分が一番大切にしているものを、カンナに「与えてやる」という方向で、カンナへの愛を表現します。
だが、ユーキは、違った。
ユーキ自身には、何もあげられるものがない。
一番大切にしているのは「カンナ」なので、それを与えることはできない。
きっと、カンナが欲しかったのは、一方的に与えられる愛ではなく、
共に歩んでいく事ができるパートナーだったのではないかなと感じます。

最後のスピーチ原稿では、一緒に悩んだり笑ったりしようということが語られていました。


カンナは、ユーキに、全てを語っていました。
元カレ達のこと。本来なら、ツラすぎて、ツラくなかったとしても、
元カレのことなど、語りたくないのではないかと思います。
しかし、全てを語って、それでも、自分を受け入れてくれるユーキを、
生涯のパートナーに選んだのだと思います。

それなのに、ユーキは、元カレ達を、式に招待する。
劇中では、「もしかしたら『元カレ』の中に、自分(ユーキ)より、カンナを幸せにしてくれる人がいるかもしれない」と
語っているシーンがあります。
確かに、その時点では、元カレ達とカンナの想い出は、幸せなシーンでした。
そのため、しっくりくる。
ただ、実際は、そうではない。そうではなかったことをユーキは、知っていた。
その上で、招待するという気持ちが、理解できません。
100歩譲って、原カズヤ、三宅ケンゴ、佐々木ヒロユキについては、理解できないこともありません。

原カズヤについては、犯人のパターンがなかったので、実は、違った現実があったのかもしれないと思うと、
なんとも言えませんが、今、語られてる中では、吉沢リョーヘイの件が無ければ、そのまま付き合っていたのかもしれません。

三宅ケンゴについても、ヒドい目にあった要因は、彼の母であり、彼本人との間に、問題はなかったようでした。

佐々木ヒロユキについては、判断が難しいですが、少なくとも、佐々木ヒロユキからヒドい目に合わされて、
佐々木ヒロユキのもとを去った訳ではありませんでした。
※こちらも、裏に隠された真実が存在していた可能性もあるので、何とも言えませんが、
 見えている範囲では、問題なさそうに見えます。

そのため、この3人であれば、ユーキの言った「もしかしたら」という可能性があると思います。

ただ、吉沢リョーヘイ、久米アキオの2人については、100%無いと思います。

吉沢リョーヘイは、この物語の発端となる出来事を生み出した人物であり、
久米アキオは、精神的にまいっているカンナの心につけこみ、薬漬けにして、悪さをしていたという経緯があります。

この2人を、式場に呼ぼうという考えが浮かぶことがおかしいと思います。

もしかすると、自分の愛するカンナに対し、これまで、ヒドいことをしてきた元カレ達を呼び、
殺すつもりがったという風に考えると、なんとなく理由も付きそうな気がします。
そう考えてしまう理由の1つとして、各エンディングで、最後に、新郎のユーキが、
犯人のことを、ナイフで殺そうとするシーンがあります。
ここで、大事なのは、「殺そうとする」ということよりも、「ナイフを懐に忍ばせている」というところにあると思います。
そのナイフが、犯人に復讐するために、カンナを殺された後に、準備したものなのか、
最初から、元カレを殺そうと準備してあったものなのかは、わかりません。
ただ、最初から準備していたとすると、元カレ達を呼び、カンナのことを傷つけた人物を、殺害しようとしていたというのも、
説明がつくような気がしました。

マルチエンディング、パターンが存在しなかった犯人。
こういったピースが存在することによって、物語の[if]を想像するのも、とても面白いなと思います。


そして、新郎のユーキ。
ラストシーンでは、亡くなったカンナが、ユーキの目の前に現れ、左手を差し出す。
ユーキは、カンナの左手の薬指に指輪をはめる。
その後、ユーキとカンナは、手を繋ぎ、ステージの奥へと進んでいく。

この時、ユーキが、報われたように上を向いて歩いていくのではなく、
後悔から立ち直れていないように、俯いたまま歩いていくのが印象的でした。
なんとなく、カンナが迎えに来てくれたことで、気持ちが吹っ切れて、
前を向いて歩いて行ってくれるというのも、ありだと思いましたが、
そんなに簡単に割り切れるものではないですね。


平日の公演では、公演終了後、アフタートークが行われた回もあったのですが、
残念ながら、自分は、参加することはできませんでした。

初日の公演の日に定時であがり、千穐楽は、お休みをいただいたので、
もう、その2公演の都合がついただけで、十分、幸せです。


毎度のことながら、定期的に、舞台などに出演してくれて、
それを観に行くことができるというのは、とても嬉しいですね。
あまり、出演の頻度が上がって、観に行くのが難しくなってしまうと、
それはそれで、ツラいのですけどねw


■お花

今回も、知り合いの方に混ぜていただいて、お花を出させていただきました。
20150615-07
うん、毎度のことながら、名前が長いw

隣には、スフィアメンバーの寿さん、戸松さん、豊崎さんからのお花。
20150615-08

そして、高垣さんがパーソナリティを務める、
「高垣彩陽のあしたも晴レルヤ」からも、お花が届いておりました。
20150615-09

■DVD

今回の公演は、DVDになります。
収録されるエンディングは、2パターン。
おそらく、カメラ機材が入る、水曜日の昼・夜の2公演のエンディングが
収録されるのだと思います。
出来ることなら、残りの1パターンも収録していただきたいですが、厳しいですかね。

その日、私は、観劇できなかったのですが、どうやら
「三宅ケンゴ」「久米アキオ」の2パターンのようです。
ストーリー的には、「吉沢リョーヘイ」のエンディングが、一番、本筋に近いところを
通っているエンディングのように感じていたので、ちょっと残念です。

ちょっとだけ期待しているのは、フルで最初から最後までの公演内容を収録(1パターン)
そして、マルチエンディング部分だけを、残り2パターン分、収録して、
エンディング自体は、3パターン全て観られるようにしてくれるというのは、ありませんかね?



■その他:エンディングについて

今回、当初は、エンディングのパターンが、5パターンだったのですが、
最終的に、3パターンになっています。
これは、残念ながら、ミュージシャン:原カズヤ役の方が、降板されて、交代になってしまったり、
いろいろと事情があると思いますので、仕方ないと思っています。

ただ、エンディングが、どんな内容だったのか、とても気になります。
特に、カズヤは、物語の本筋に置かれる役どころといっても、過言ではありません。
そんなカズヤが、カンナを殺そうとした理由と、カズヤが語ったカンナとの過去が、
本当は、どのような過去だったのかが、気になってしまいます。

これは、公務員:吉沢リョーヘイが犯人のパターンの時に、核心に触れるような単語が
いくつか、登場していて、よりいっそう、気になりました。

もし、可能なら、残りの2パターンは、あらすじだけでも、公開していただけたら、嬉しいのですが。。。
例えば、DVDの特典に、ブックレットとして、付けてもらえたら、最高です。


あと、もう1つのエンディングのパターンは、誰が犯人なのか。
完全に想像ですが、佐々木さんは、犯人になりえないと思いますので、
前に記載したように、新郎ということになるかなと思います。
新郎が犯人の場合、どんな流れになるのかというのは、なかなか難しいと思います。
自分の想像する新郎エンドは、カンナをヒドい目に合わせてきた元カレたちへの復讐というもので、
その中で、誤ってカンナを殺してしまうという感じかなと思いました。

あとは、カンナが、実は、生きているエンディングとかもあったら、面白いのになぁと考えてしまいます。



■その他:元カレの時系列

そして、もう1点、気になったのは、時系列です。

原カズヤ → 吉沢リョーヘイ → 三宅ケンゴ → 久米アキオ → 相川ユーキ

最初が原カズヤで、そのあとが、吉沢リョーヘイというのは、物語の中でも語られています。
そして、三宅ケンゴから、久米アキオというのも、
物語の中で、「三宅さんの母親から、傷付けられた」のと、
「その後の三宅さんの母親が自殺したことを知ったショックで、精神に異常をきたした」というのが、
語られていました。

実は、相川ユーキは、登場人物の中で、最後にカンナと出会うわけではないんですよね。
コンビニのバイトをしていて、序盤に出会っています。
おそらく、原カズヤと付き合っている頃から、もしかすると、もっと前かもしれません。

では、佐々木ヒロユキは、どこに入るのでしょう?

佐々木ヒロユキの入るところを想像するヒントは、いくつかありました。

ある日、雨に濡れているカンナに、コンビニの忘れ物の傘を差しだすというシーンがあります。
その時、「横浜から歩いてきて、ずぶ濡れ」というような説明があります。
その他、うろ覚えですが、海に関連した話題の中で「あの時、死ぬのは、あの人じゃなくて、私のはずだった」
みたいなセリフもあります。

 ⇒「吉沢リョーヘイ」と「三宅ケンゴ」の間?



久米アキオとの想い出の中で、カンナが喋っているセリフにあります。

久米アキオの「本能のままに生きればいい」というセリフに対し、
カンナは、下記のように言っています。
「本能のままに生きるってどういうことですか?
 やりたいことをやるってことですか?
 やりたいことがないのは、生きてないってことですか?
 あれ?私、生きてない感じですか?
 私、死んでるんですか!?
 幽霊なんですか!?」

そして、佐々木ヒロユキとの想い出の中のカンナのコードネームは「ゴースト」。
もし、久米アキオの後が、佐々木ヒロユキだとしたら、
この精神に異常をきたしたのと、自分は「幽霊」だから「ゴースト」というコードネームにしたとか、
いろいろ、つじつまは合う気もします。

 ⇒「久米アキオ」と「相川ユーキ」の間?

  ※このパターンの場合、肯定する部分と、否定する部分で、私の中に、いくつか疑問が残ります。
  
   ・もし、そうだとすると、佐々木ヒロユキとは、会社の同僚。つまり、商社に勤めていた。
    しかも、中国当局のスパイ。さらに、カンナは、二重スパイ。
    これだけの状況にたどり着くまでには、かなり時間が必要となりそうです。
   
      →このパターンではない?

   ・カンナは、三宅ケンゴの母親から傷つけられて、コンビニで包帯を買おうとして、
    その時の傷を、相川ユーキに見られています。
    そして、おそらく、久米アキオから逃げ出した後だと思うのですが、
    傷がすっかり治った後、相川ユーキと、再び会って、会話を交わしています。

      →佐々木ヒロユキとの時間を経過した後となると、
       かなり長い間、相川ユーキとの交流は途絶えていたことになる?
       つまり、このパターンではない?

   ・久米アキオのところから、カンナが逃げ出す時、精神は病んでいるようだったが、
    相川ユーキとの想い出の中では、しっかりしているように見える。
    
      →久米アキオのもとを抜け出してから、相川ユーキと再開するまでに、
       しばらく、時が流れている?
       このパターンの可能性あり?

      →ただし、相川ユーキの主観での想い出の中なので、
       実は、病んだ雰囲気だったという可能性もある。

   ・このパターンの場合、相川ユーキに傘を受け取るシーンは、吉沢リョーヘイの元から逃げた時?


最終的に、私の想像する時系列は、下記のような感じです。

原カズヤ
 ↓
吉沢リョーヘイ
 ↓
佐々木ヒロユキ
 ↓
(相川ユーキが、カンナに傘を渡す)
 ↓
三宅ケンゴ
 ↓
(相川ユーキが、手を怪我しているカンナと会う)
 ↓
久米アキオ
 ↓
相川ユーキ


※6/8(月)の回のアフタートークショーで、順番が発表されたそうです。
 私は、参加できませんでしたが、友人から伺ったところ、上記の順番で合っているとのことでした。


カンナの年表的なものなど、設定資料集とかを出してくれたら嬉しいのになと思います。


毎回、高垣さんが出演する舞台は、とても、魅力的で、大好きになってしまいます。
高垣さんだけが好きというだけでなく、その役柄、物語、当然、高垣さん以外の出演者の方々。
全てが、面白くて、大好きです。

以前のKAKOCHI-YAの時にもあったように、今回も、友人との会話の中で、特定のフレーズがでてきたら、
この舞台「元カレ」を思い出すことになるのではないかなと思います。
KAKOCHI-YAでも感じたように、同じ舞台を何度も観ることの魅力も、また感じることができました。
特に、今回は、マルチエンディングで3パターンあるから、その回数分観るということではなく、
同じエンディングのパターンでも、いろいろなところで、新たに気づく部分があったり、
前回までの演技と、少しずつ変えてきていたりと、毎回、とても面白く観させていただきました。

今後も、高垣さんが舞台に出演された際には、可能なら、全部。
もし、それが無理なら、初日と途中と千穐楽だけは、最低でも、観に行きたいと思います。

今回も、素敵な舞台に出合わせてくれた、高垣さんに感謝。

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テーマ : 声優 - ジャンル : アニメ・コミック

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セフスパン
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