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「朗読劇 私の頭の中の消しゴム 6th letter」

2014/06/02、06/06、06/08に、
「朗読劇 私の頭の中の消しゴム 6th letter」を観劇させていただきました。

場所は、天王洲銀河劇場。

「私の頭の中の消しゴム」というと有名な韓国映画。
私は、見たことがなくて、これがオリジナルなのだと思っていたら、
「私の頭の中の消しゴム」が、日本の「Pure Soul」というドラマのリメイクなのだそうです。
今回の朗読劇も、登場人物は、日本人の浩介と薫という2人です。

この朗読劇は、男女一名ずつの二人一組のペアが、日記を朗読していく形式で展開する舞台。
役者、タレント、声優といったバラエティに富んだ方々が出演され、今回で6回目の公演とのことでした。

私が観劇しようと思ったきっかけは、至極単純で、高垣さんが出演されるからだったのですが、
せっかく、複数のペアの公演があるのだから、
別のペアの回も観たいと思い、高垣さんの全2回と、
福山潤さん・山口紗弥加さんペアのチケットを確保しました。

今回、試練だなと思ったのは、なんと高垣さんのペアの回は、2回とも平日。
片方は昼間で、もう片方は夜。
不幸中の幸いで、職場が近かったので、夜に公演がある回は、
仕事を定時で切り上げて、ダッシュで向かうことに。
昼間に公演がある回は、なんとかお休みを取得して、参加しました。

今回参加したのは、下記の公演になります。
 ・6/2(月) 東山光明さん・高垣彩陽さん ペア
 ・6/6(金) 東山光明さん・高垣彩陽さん ペア
 ・6/8(日) 福山潤さん・山口紗弥加さん ペア
 ・6/8(日) 田代万里生さん・沢城みゆきさん ペア

前述のとおり、高垣さんの回と、福山潤さん・山口紗弥加さんの回は、最初からチケットを抑えていました。
福山潤さん・山口紗弥加さんの回を観終わった後、最後の回も観たいなと思い立って
当日券を購入して、田代万里生さん・沢城みゆきさんの回も観劇することにしました。

今回、朗読劇というものを、初めて観劇させていただきました。
最初に抱いていたイメージは、単純に、役者が本を片手に、物語を朗読していくモノ。
感情を込めたりといったものあるとしても、どちらかというと読み聞かせのようなモノを想像していました。

ですが、それは大間違いで、朗読といいつつも、ただ座って本を朗読しているだけでなく、
動きもあったりして、普通の舞台に近いものを感じました。
確かに、朗読している時は、椅子に座っていて、
基本的に、台本に記載されているものを読む以外は、まったく、しゃべりません。
それでも、椅子に座りながらですが、体を使って表現したりするシーンも随所にあり、
見ていて、とても、楽しめました。


■内容について

この作品は、終始、切なさの溢れる内容をイメージしていたのですが、
前半は、素直なラブストーリーのようで、薫と浩介が結ばれていくまでの流れに胸がキュンキュンしました。
特に、デート先に、ラーメン屋や居酒屋、バッティングセンターを選ぶ浩介に、
ぶつぶつ言いながらも、浩介といられるだけで嬉しいという薫の幸せそうな姿には、見ていて微笑ましかったです。

ですが、物語が後半に進み、薫がアルツハイマーを発症していくと、
自分の記憶が抜け落ちていく事に気付かされ、苦しんでいく薫と、
それを支えようとしながらも、どんどん変わっていってしまう薫の姿に苦悩する浩介の姿に、
キレイ事では済まされない厳しい現実を感じました。

薫のアルツハイマーが進行していき、徐々に、感情が不安定になったり、
日記の内容が支離滅裂になっていくシーンや、
薫が、日常生活としての行動を忘れても大丈夫なように
行動を書いたメモを壁に貼って、それを、二人で読みあうシーンは、苦しかったです。

薫は、もう心が壊れかけているようで、無邪気に、メモの内容を復唱していきます。
浩介も、最初は、薫のために明るく復唱していたのですが、
ついに、こらえきれなくなり、最後の「何か困ったら、浩介を呼ぶ!」という内容を、
「浩介を・・・よ・ぶ・・」と、ツラそうに、苦しそうに、絞り出すところは、
見ている私自身も、ホントに苦しくなりました。

苦しくなるようなシーンは数多くあったのですが、私が特に辛いと感じたのは、
薫が、浩介のことを無邪気に「カズヤさん」と呼び始めたときの浩介の絶望は、
私自身も心が削られていくようで、見ていて、とても辛かったです。
しかも、その後の浩介が、
「アルツハイマーの患者の記憶の中に、最後まで残るのは、より強く想っているコトだ」
という事実に打ちのめされていく姿は、これ以上無いのではないかと感じるほどの絶望感でした。
さらに、薫の記憶が、頭の中から消されていくのとリンクするように、
壁に貼り付けられたメモが、どんどん剥がれ落ちていくシーンには、鳥肌が立ちました。

そして、ラストシーンで、薫の記憶が消えてしまっても、
浩介への愛が消えることなく、無意識のうちに、
浩介の顔をスケッチブックに描いていることがわかったシーンでは、
愛は、頭ではなく、心に宿り、それは、消えることなく、
深く深く刻み込まれているのだなと感じました。


1回目の観劇では、劇中の嬉しいシーン、悲しいシーン、つらいシーンと、
途中の様々なシーンで、感動して涙がこぼれてしまいました。
ですが、2回目以降では、後半の絶望的な展開を知っているだけに、前半の明るい展開が、逆にツラかったです。


■出演者について

男性側が声優さんのペア、女性側が声優さんのペアと、計3組4公演を観劇させていただきましたが、
どの公演も、そこには、まったく違う浩介と薫があり、それでいて、それは、紛れもなく浩介と薫であり、
役者というのは、スゴいなと、改めて、実感させられました。

複数のペアを見て、面白いなと思ったのは、高垣さんのペアの時は、どちらかと言えば、主役は、薫だと思っていました。
沢城さんのペアの時も、主役や、薫だと思いました。
作品の内容からみても、私は、この作品の主役は、薫だと思っています。
ですが、福山さんのペアの時は、浩介が、主役のように見えたのです。

これは、決して、山口さんの薫が、田代さんの浩介が物足りないということでは、ありません。
ですが、やはり、声優という、声で勝負している世界の方々は、感情の込め方がすごかった。
もちろん「声優が優れていて、俳優は」というつもりは、まったくありません。

これが、複数のペアが、同じ期間内で、交互に、同じ内容を演じる場合の醍醐味なのかなと感じました。


まずは、浩介を演じた、東山さん、福山さん、田代さん。

私が初めて観た浩介が、東山さんだったのですが、
東山さんは、高垣さんとミュージカル「ZANNA」で共演するなど、縁の深い方。
そのためなのか、とても、息が合っているように感じました。
前半のぶっきらぼうな雰囲気と、後半の優しさと苦悩を兼ね合わせたような、
繊細な浩介を演じてくれていたと思います。
別のペアを観劇した後から考えても、東山さんは、とても、気持ちのこもった
浩介を演じられていたと感じました。
途中で、何度も、ハンカチで鼻を拭いていたのも、感情が溢れていることの証なのかなと、
より、好感がもてました。
正直なところ、高垣さんがきっかけで観劇しようと思った私でしたが、
ペアを組んでくれたのが、東山さんで本当に良かったと思います。

福山さんは、今回で4回目の出演とのことで、
完璧に浩介を自分のモノとされているように感じました。
前半は、所々にお茶目なしぐさなどをいれつつ、明るい雰囲気をだし、
後半になっていくと、薫のことを愛しているが故に、どこまでも苦悩していく浩介を熱演してくださいました。
前半で、福山さんの演じた浩介で、特別、気になったシーンが2カ所ありました。
1点目は、バレンタインでもらったチョコで、チョコを溶かして固めただけだというのを知らず、
原材料から作ったものだと思い込んでいたところを、薫にネタバレされたときです。
他の方は、「へっ?」っと声を上げるだけだったのですが、
福山さんは、そのあと、客席の前の列にいるお客さんの方に顔を向けて
「まじで?知ってた?」みたいな感じの行動をとっていたのです。
2点目は、浩介と薫が結婚し、指輪を交換するシーンです。
福山さんは、手を差し出す前に、ズボンで手をゴシゴシするようにしてみたり、
一度、右手を差し出して、「あ、いけねっ♪」みたいな感じで、改めて、左手を差し出したりと、
とても、お茶目な雰囲気を持ち合わせた浩介を演じられていて、おもしろかったです。
そして、後半の苦悩する浩介の姿は、前半の反動もあってか、
とても、私の好みの演じ方で、この時、3回目の観劇にも関わらず、涙がこらえきれませんでした。

そして、田代さんですが、東山さんと福山さんは、同じようなタイプの浩介を演じられていたように感じました。
それは、前半は、ぶっきらぼうなところがあるが、根は優しい感じで、
後半は、愛が深いが故に、アルツハイマーが進行してく薫に耐え切れなくなり、苦悩していく姿というイメージです。
ですが、田代さんが演じた浩介は、ひと味違ったように感じました。
それは、2人で、壁に貼ったメモを読みあうシーンでした。
東山さん、福山さんの浩介は、苦しそうにツラそうに最後を締めたのに対し、
田代さんの浩介は、最後、元気にというか、力強く、「負けてたまるか」というような思いを
感じさせてくれるような雰囲気で、締めたのです。
全体的に、力強さを感じさせてくれるような浩介を演じられているように感じました。


一方、薫を演じた、高垣さん、沢城さん、山口さんについて、
相方との組み合わせの雰囲気もあったかもしれませんが、

山口さんは、高垣さん、沢城さんが演じた薫よりは、姉御肌というか、力強い感じの薫に感じました。
高垣さんは、少し年齢が若い雰囲気の薫に感じました。
沢城さんは、相手の田代さんが若かった(ように見えた)からか、お姉さんのような雰囲気の薫に感じました。

どの薫も素敵だったというは、当たり前という前提がありつつですが、
前半の元気な姿の時の薫は、沢城さんが素晴らしかったと思います。

高垣さんの場合は、元気な時の薫もよかったのですが、
アルツハイマーが進行して、幼児退行化したり、暴れまわったりする、
情緒不安定な病んでる感じの薫を演じているシーンは、
自分が見た薫の中で、一番、素晴らしかったと感じました。


■Honey L Daysライブ

今回、最終日の昼・夜の2公演の後に、テーマソングを歌っている
Honey L Daysのミニライブがありました。

Honey L Daysは、MITSUAKIとKYOHEIの二人のユニットで、
このMITSUAKIさんというのが、今回、高垣さんとペアを組んだ、東山光明さんです。
もう片方のKYOHEIさんも、昨年の「私の頭の中の消しゴム」に出演されていて、
曲の合間のMCで、自己紹介の後、「僕たち二人とも浩介です」なんてこともおっしゃられていましたw

MITSUAKIさんの歌声は、ミュージカルZANNAを観劇させていただいたときに、
聞いてことがありましたが、Honey L Daysとしての歌声を生で聴くのは初めてだったので、嬉しかったです。

「愛してるが言えなくて」と「the meaning of that happiness」を歌ってくれました。
「愛してるが言えなくて」の方は、今回の「私の頭の中の消しゴム 6th letter」のテーマソングとなっており、
「the meaning of that happiness」の方は、前回までのテーマソング?の様でした。

「愛してるが言えなくて」は、今回の朗読劇の間で、何度もメロディを聞いてきましたし、
観劇した直後のミニライブだったということもあり、込み上げてくるものがありました。

「the meaning of that happiness」の方は、初めて聞いたのですが、
こちらも「私の頭の中の消しゴム」の曲ということもあり、静かなメロディが、心地よかったです。


■その他

客席からは、鼻をすする音が、たくさん聞こえていましたね。
私は、鼻水はでませんでしたが、涙はでてしまっていました。
中には、鼻だけでなく、嗚咽に近いような声を抑えながら泣いている方もいらっしゃいました。
抑えられるものなら、抑えた方がよいのかもしれませんが、こればっかりは仕方ない、
というか、感動した結果なので、むしろ、それだけ、素晴らしい舞台だったということだと思います。


今回、仲良くさせてもらっているフォロワーさんが、お花を出されるということで、仲間に入れもらいました。
舞台にお花を送ったりした経験がないので、知らなかったのですが、
最初に設置してもらうと、そのまま、舞台期間ずっと飾られているようです。
どんなにしおれてしまっても最後まで撤去しないのは、
「途中で変える(降ろす)のは、演者の降板などとつながり、縁起が悪い」からのようです。
少しでも、喜んでもらえていたら、幸いです。

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スフィアメンバーの寿さん、戸松さん、豊崎さんからも、お花が届いておりました。

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なんと、お花連番でしたw

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もう1つ、別の方からも、お誘いいただいて、お花に参加させていただきました。

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こちらは、ロビーに展示されていた東山さん、高垣さんペアのお写真と、劇中で登場するメモが飾られていました。

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今回、同じペアを2回とも観劇すると、サイン入り台本が抽選で当たるというキャンペーンがありました。
残念ながら、私は当たりませんでしたが、フォロワーさんの知り合いが当選されたということで、
後から、写真を見せていただけました。
今回、別々のペアを観劇すると、各ペアのカードセットがいただけました。
あと、物販で、パンフレットを購入しました。

20140621_06


大千穐楽の後、会場を後にしようとすると、ロビーのテーブルあたりで、
田代万里生さん・沢城みゆきさんペアのサイン入り台本に当選された方が、
お披露目?のようなことをしてたので、お願いして、見させていただきました。
中も見ることができたのですが、暗がりで読むこともあるため、文字は大きめで、読みやすそうな感じでした。
また、セリフだけでなく、行動(「ここで立ち上がる」とか、「薫の日記だが、浩介が読む」とか)も
書いてあったりして、面白かったです。貴重な経験でした。


すごく残念だったのは、ケータイです。
しかも、何回か観劇したうちの1回では、私のすぐ近く(2席ぐらいとなり)の方が、そうでした。
その方は、女性だったのですが、結構、ギリギリに入ってきて、
公演の最中に物販で売っていた原作本を取り出して開いたり、置いたり、
バックの中をごそごそやったりしていて、「なんだかなぁ」と思っていました。
案の定というか、電源を切ってくださいとアナウンスなどもあったのに
(というか、そんなアナウンスがなくても電源を切るのは、当然だと思いますが)
マナーモードにしただけで、電源を切っていなかったのだと思います。
バックの中で、チカチカと点滅していて、とても気が散ってしまいました。
注意しようにも、届かないし、すごく気になってしまいました。
素晴らしい舞台なのに、こういったことがあるのは、とても残念です。


今回、高垣さんを中心に周りの演者さんと考えてみると、
ペアの相方を務めてくださった東山さんは、ミュージカルZANNAで共演し、
別のペアで、浩介役として出演した福山潤さん、小野大輔さんは、
伝説の勇者の伝説で共演していました。
そして、昨年の「5th letter」では、高垣さんと仲の良い、茅原実さんが出演されており、
今回、高垣さん宛のお花も届いていました。
この「私の頭の中の消しゴム」は、非常に奇妙で、素敵な縁によって、
結ばれた朗読劇だったのかなと感じました。


この朗読劇「私の頭の中の消しゴム」は、今回で6回目ということで、
今後も続いていくことと思いますが、是非、また高垣さんに出演していただきたいと思いました。
高垣さんが演じる薫も、ペアを組む相手や、年月を経ることによって、
ひと味違った薫になるような気がします。


今後のことに話題を変えてみると、この朗読劇の公演期間中に、
高垣さんの次の舞台出演が発表になりました。
それとは別に、寿さん・豊崎さん(ダブルキャスト)の舞台があったり、
スフィアの全国ツアーの真っ最中だったりしてます。
出来る限り、お三方の舞台を観に行きたいと考えていますが、
チケットの確保や、スケジュール調整が大変そうです。

そして、なにより、スフィアの全国ツアーで忙しい中の
舞台稽古、本番などで、ご本人の体調などが心配になります。

応援している側としては、観ることができるのは、うれしい。でも、無理はしないでほしい。
という、二律背反に悩まされます。

とはいえ、スケジュールを調整して、出来る限り、たくさん観に行きたいと思います。
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テーマ : 声優 - ジャンル : アニメ・コミック

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